【商品名】
NEC A-10 TYPE II (タイプ2) 日本電気 プリメインアンプです。
【商品の状態】
当オークションで「徹底メンテナンスで音蘇る」のタイトルで過去に多数のメンテ済のA-10を出品されている、yamakazu_63 様よりメンテ済み品を購入した物になります。
以下は、参考までにメンテ内容等を前出品者コメントから引用させていただきます。（長文失礼します。）
「A-10シリーズは、初代A-10を含めA-10Xとオーセンティック
A-10XXまで、およそ５００台出品しました。私はヤマハのアンプが好きで、ヤマハのアンプを中心に出品していますが、気に入ったアンプはメーカーにこだわらず入手して出品しています。今回出品のA-10Ⅲは、動作未確認のジャンクとして入手したものです。確認の結果は、メインアンプのRch電源に問題がありプロテクトが掛かり出力できないものでした。使われずに放置されていた為各スイッチと各ボリュームにガリや接触不良が見られました。これらは、故障箇所の修理とメンテナンス作業で解決しています。現在は全く問題なく動作します。外観は、年式なりの細かい傷みは有ると思いますが、大きく目立つ傷はなくまあまあの状態だと思います。内部もクリーニングしましたので綺麗です。
メンテナンスの全てをご説明する事は出来ませんが、写真でメンテナンスの一部をご説明致します。写真２左上は、底板を外し電源を含むメインアンプ基板の半田補強をしています。Ａ－１０シリーズに共通する事ですが半田が薄いので半田クラックなど故障原因になりやすいものです。特に発熱の大きな部品や固定されていない大きめの部品などは注意が必要です。今回出品の物は確認の結果、クラックは少なく綺麗な方でした。半田の載りは薄いので、今後も安定してお使い頂けるよう全面的に再半田（補強）処理をしています。右上は、フロントパネルを外したメインアンプのドライブ基板です。ボリュームやスイッチのメンテナンスをしています。左下は、同じドライブ基板の半田面です。トランジスターなど、一部再半田してありましたが、他の基板同様に今後の安定動作（故障予防）のために全面半田補強をしています。右下は、イコライザーアンプ基板です。イコライザーアンプ基板の再半田と切替スイッチ基板の、入力SW、REC
SW、フォノダイレクトSWなど信号経路スイッチ接点のメンテナンスをしています。その他、入力ジャックやフォノアンプ基板全面の再半田をしてあります。
写真３左上は、出力トランジスターです。取り付け時に使う熱伝導を高める古い（劣化した）シリコーングリースを取り除いた物です。右上は、同じくパワーアンプの出力トランジスターです。新しいシリコーングリースに塗り直し取り付けます。写真では、Rch分の片側4個ですが、Lchの４個も（写真はありませんが）同様の処理をしてあります。左下は、入力切替スイッチを分解したものです。上は、スイッチ接点をクリーニングする前のもです。接点の汚れが酷いです。下は、スイッチ接点をクリーニングしたもので、新品同様に綺麗な状態です。今後も安心してお使い頂けます。右下は、A-10に使用されているスピーカーリレーです。上の4個が基盤から外した古い物で、下の4個が交換して取り付けた新しいリレーです。スピーカーAが2個、スピーカーBが1個、ヘッドフォンが1個の計4個です。リレー交換で音も更に鮮度を増します。また、接触の不安定や接触不良を防ぎ長期に安定動作（）します。以前は、リレーの接点を（磨く）クリーニングする事で対応していた時期がありましたが、その後の経過で接点を磨く対応は（故障原因にも成り）不完全である事が確認されたので、リレーは新しい物に交換しておりますので、リレーによるトラブルはありませんし、音質面でも望ましい対応です。
A-10タイプⅡ以降のA-10は、構造がシンプルな分、いくつかのポイントを押さえれば、それなりの音（本来の音）を出してくれると思っています。私のオーディオに対する考えは、http://www.msin.co.jp/bandai/amp.htmlでご覧頂けます。興味のある方はご覧下さい。 出品にあたり、アイドリング電流調整をし、中点電位は、確認しておりますがDCサーボが機能しており調整不要です。安心してお使い頂けます。
私共の出品商品は、自己評価ながら商品価値を総合的に判断し、出品価格を設定しております。音質重視のメンテ済み中古をご理解頂ける方の入札をお願いいたします。 」
【付属品】
写真に写っている本体のみとなります。
【スペック】
詳細仕様は、下記サイトをご参考下さい。
http://www.niji.or.jp/home/k-nisi/a-10-2.htm
内部構造等下記サイトが参考となりますのでご紹介させていただきます。
https://zigsow.jp/item/329937/review/330635
【外形寸法、重量】
幅 430mm × 高さ 150mm × 奥行 430mm 24kg
【発売当時の希望小売価格】
109,800円
【発送について】
クロネコヤマト ヤマト便（着払い）にて発送させていただきます。
【その他】
NECと聞くとオーディオメーカーでは無くパソコンメーカーとして広く知れ渡っていますが、一時期高級アンプを製造した時代がありました。
その中でもフラッグシップ（最上位機）であるA-10は、Type.Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳと３回のモデルチェンジを重ね、本機は２代目に当たります。
NECのA-10シリーズは、リザーブ方式のとてつもないパワフルな電源回路を有しており、そのため重さは24kgと重量級です。その電源の下支えがあり、そこから出てくる音もパワフルでメリハリの利いたサウンドを聴かせてくれます。音色は自分の感覚では洋楽系（特にロック）やジャズに向いているアンプと言えます。
モデルチェンジを重ねる毎にリザーブ電源も改良され、このType.Ⅱは最も成熟し、高い完成度であることと、メリハリの利いたサウンドが、これより後のモデルは少しおとなしく落ち着いた感がありますので、一番元気なサウンドを鳴らすモデルです。
NECは高級アンプの世界では後発メーカーでしたので、A-10シリーズは最上位機にもかかわらず定価10～12.5万円と採算を度外視したいへん安い戦略的な価格が設定されました。当時、サンスイの907シリーズが約30万円でしたので、価格は約1/3でしたが、そのサウンドは引けを取らず良い音を出すので、知る人ぞ知る穴場的存在で、自分的にはたいへんお得な優良機というイメージです。
売れば売るほど大損でしたので、毎年のモデルチェンジを3回、たった4～5年しか生産されませんでしたので、大変貴重な1台です。
自分のオーディオコレクションの中では最愛の１台ですが、この度、終活、断捨離を決行することし、順次手放すことにさせていただきました。
1円スタート、激安にて出品させていただきますので、どなたかに大切にこの愛機を使っていただける方にお譲りしたいと思います。
中古品ですので、動作しない等の重大な初期不良以外はノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。（商品到着後3日以内のお申し出に限る）
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